Benfica vs Chelsea @ Estadio da Luz, Lisboa

gowest_lookeast2012-03-27

朝起きて、ヒマだしGloria線のトコの坂を上って丘の上の方に行って見た。
上から街を眺めてみたが、Rossioの駅がジャマだと思った。
あのへんをぐるっと回って散策。多分もう廃線になってそうな小さなケーブルカーと線路が海に向かって下りてるのを発見。へー、こんなトコがあったんだー。
Baixaから西のあたりをぶらぶらと歩きながら写真。坂が多いし、なんといってもトラムが絵になる。


やっぱ、ここはイイ街や。
ぶっちゃけ、Barcelonaなんかサッカーがなければ行こうとは思わんが、ここは何度来てもいいと思う。


試合は19:45。チケット受け取りもあるし、そばにモールもあって時間潰せるし、ってことで2時間前に着いて無事チケットのピックアップ完了。
しかし当然ながら昔来た時とは全然別物のスタジアムやな。2000年当時はオンボロだったけど、ユーロ2004でピカピカの最新式になってる。


モールでさくっとメシ食って、入場。
19:45とはいっても全然明るいので凄い違和感。しかも平日のせいか観客の出足も悪くて、1/4 finalだってのに空席がかなり目立つ。(やっぱ途中から入ってくる客が多かったんだろう。最終的には8〜9割は埋まったけど)
試合開始前に、Benficaのシンボルの鷹だか鷲だかが鷹匠(鷹ということでw)に放たれて、スタジアム内をぐるぐると飛び回る。最後にBenficaのエンブレムの上に着地して、とりあえず場内観客全員で「おおー」みたいな。
で、その後にイムノなんだが、これが。なんというか、物悲しい調子でファドというかタンゴというか、とにかく「ああ、ポルトガル」って感じ。
しかしこれを観客は唄う。マフラーを掲げて。数万人で唄うと、これはこれでちょっと迫力。きっと、俺らが本気でやる試合の君が代も、こんなんだろうな、と思った。本当に気持ちが入ってれば、唄の調子なんぞ関係ないのだ。


BenficaはAimarスタメン、Saviolaはベンチ。
Chelseaは、Torres & Kalouの2トップ。Mata、Ramires、Mikel、Meirelesの中盤。
DrogbaとLampardはベンチ。


良かったのはやっぱMataだねえ。アクセント効いてる。あとはTorresも動きは良かった。Kalouまずまずで、Meirelesは安心の安定感。なんでLiverpoolが1年でこのヒトを出したのか、全く理解不能だわ。
ちなみに一番ブーイングを食らってたのは、このMeireles。Porto出身だからかな。


ただ、ボールを持ったのはBenfica。Chelseaは、図らずも受身に回ったのか、それともどっちかというとあえて相手に持たせたのか、微妙。ただ、そんなに余裕で受けてるようにも見えなかったが。
ただBenficaも、そこそこサイドは使えてたが、大きなチャンスというチャンスはない、最後ノートラップで決めればというのがあったくらいか。それでも、あのパターンなら続けていけば1点は入りそうな雰囲気はあったが。Aimarは無難。というか無難すぎたかも。危険だと感じるプレーは少なかった。年末、Londonのパブで見たUnited戦は凄かったけどなあ。


結果を分けたのは攻撃力というよりも守備力だったんだと思う。
Terryの怪しいハンドはともかくとして、Chelsea守備陣はノーミス。Benficaはミス1つ。そのミス1つが失点に繋がった。
モロにカウンター食らって、あそこでTorresをフリーで走らせちゃったのはアウトだよな。右をぶち抜いたTorresがカンペキな低いクロスを入れて、センターがそれを前で跳ね返せなかったと。

それにしてもあの展開でホームで、1点取れなかったのは痛いな。0-1ではあるけど、Stamford Bridgeでの逆転は相当難しいと思う。



裏のカードは、こっちの試合中にも何度か速報表示がでた(コレ見ると、ああ、俺はヨーロッパサッカーの真っ只中にいるわ、と思う)が、アウェイのReal Madridが0-3でAPOEL撃破。この時点でReal Madridの勝ち抜けはほぼ99%確定。APOELの奇跡の進軍もここまで。