Beisbol!

gowest_lookeast2012-07-13

昨日の午後の昼寝でしっかり寝すぎたせいか、あまり眠れず。まあ要するに時差ボケは続いているってことで。
バスは13:00発なので、今日もガッツリと朝食を摂ってから、12:00前にチェックアウト。タクでバスターミナルへ。


途中、道端で男の子達がボールを蹴ってたので、運転手のお兄ちゃんに
「あの子ら、フットボールしてたけど、野球が人気あるんだよね?」
と尋ねると、真剣な表情で、
「野球はフットボールよりも、とてもとてもとても、人気がある」
と。
「野球のレギュラーシーズンはいつなの?」
「10月から5月くらいまでだから、終わったばっかなんだよね」
「日本人も野球は大好きで、俺も出来ればキューバで野球観たいんだけど、無理なんだー」
「別のリーグとか、練習試合みたいのなら観られるかもしんないな。先週はアメリカの大学のナショナルチームが来て、キューバの大学のナショナルチームと試合したし」
「凄いな。その中の何人かはきっと近い将来メジャーリーグでプレイするんだ」
「たぶんね」
ということで、やはり彼の国の人々、特に男の子にとってはやはり野球はとてもとてもとても大事なスポーツなのだ。なるほど。


ターミナルに着いて、チケットは普通に買えた。Cienfuegosまで20CUC。4時間の距離と考えると、日本の感覚的には決して高くはない。
車体は中国宇通社製。中国全土で走りまくってますよね。ここのバス。車内表示には漢字表記に混じってなぜかこれも漢字「古巴専用」とあって一緒にスペイン語表記があるという、わけのわからなさw
で、バスはきっちり満席。チケット窓口で見てた限り、数とか関係なしにめちゃくちゃ適当に売ってたと思うんだけど、定員を超えたらどうなるんだろうか。早いもの順??
車内は予想したとおり、あほみたいにエアコンが効いている。長袖のシャツ持ち込んで正解。


途中休憩を挟んでぴったし4時間でCienfuegos着。
宿なんか決めてなかったけど、客引きに包囲されて、適当なおばちゃんに着いていって決めた。1泊15CUC。


荷物置いてぶらぶらしたけど、昨日と違って、Havanaを出るときから曇り、ときどき雨。降ると傘が無いとツライ。イギリス人なら気にせず歩きそうなくらいだけど。。。
LPのイチオシの店に晩飯食いに行ったら、LP観てきたか?と聞かれて、そうだと答えると15CUCのセットが10CUCになった。しかしこんなCUC払いのお店なんだから、どう考えても来る客のほぼ90%はLP見てくる観光客なわけで、要するにそういう値付けしてるわけじゃんなあ。
エビを食ったが確かにガーリックが利いててうまかった。サラダとビール2本飲んで17CUC。
控えよう控えようと思いつつも、暑いんでどうしてもビール飲んじゃうんだよなあ。明日からは最初にMojitoだけ飲んで、あとは水にするか。。。



薄暗いなかをぶらぶら歩いて戻ってると、おっさんに「中国人?日本人?」と聞かれて(まあこれは1日に10回以上聞かれるんだが)
「日本人」と答えると、初めてのリアクション。
「おお、ジャパン! マツザカ!! メジャーリーグベースボール!!!」


なるほど。やはりこの国では野球は偉大なスポーツなのだ。とっても。



P.S.
Havanaのバスターミナルで国産のダイエットコークもどきを買ってみた。炭酸がめちゃくちゃ弱くて、普通のコカコーラを一回開けてそのまま一時間くらい寝かせた後に一晩冷蔵庫に入れといた、みたいな感じ。


P.S.2
ところで、Havanaの空港に着いてセントロに向かう時から思ったんだけど、さすがに実質的には数少ない社会主義国家。この国にはそもそも商業広告というものがほとんど存在しない。
店舗の前に看板はあるが、飲料、電化製品、日用品、車などなど消費財の広告は一切見かけない。こんな国はちょっと初めてかも。20年前に中国に初めて行った時だって既に宣伝は溢れてたし、北アフリカアラビア半島にだって、ある程度の街なら道端に広告くらいはある。