坂の上の、雲。

gowest_lookeast2013-07-19

雨模様。だけど、明日も似たような天気っぽかったので今日のうちに旅順に行くことに。港が見えるといいんだけど。
站北のバス乗り場から10:35に乗って、着いたのが12:00くらい。ギリで降ってないくらいではあった。


降りたバス停に、二〇三高地の近くまで行くと歩き方に書いてあった番号のバスが書いてあったので、それで行こうとしたがまてどもまてども来ない。
30分以上待って、こりゃダメだと思い、水師営行のバスはあったんでそっちから。20分くらいで到着。
しかし観光用に立て直したものなのね。使ったテーブルも含めて全部復元したものなんだって。つまらん。乃木希典の揮毫のコピーとかあったけど、字はあんまり上手くないと思った。俺の見る目がないだけかな。


小雨の中、バスで戻って二〇三高地路線のバスに再挑戦。やっぱ来ない。
業を煮やして結局タクで行くことに。けっこう走ったな。そんでバス停はあったが結構手前で止まってたっぽい。
入り口に着いて、先に進むのに車の入場代10元とか言われたので、ふざけんなと思いそこから歩くことに。15分くらい歩いて二〇三高地の麓に。雨混じりで湿気がひどくてあせびっしょり。
でも歩きながら思ったよ。ここら辺で日本人とロシア人が血みどろになって戦ったんだなあ、と。


麓から二〇三高地まではこれまた10分くらい。残念なことに雨と霧で雲が張ったような状態で視界は数百メートル。当然ながら港はまったく見えず。28サンチ榴弾砲と称するものが置いてあったけど、絶対あれは違うと思う。あんなに小さい筈無いって。固定据付式で移動させるのに超難儀したものなんだから。
まあそれでも爾霊山の塔は感慨があったな。港が見えなかったことだけが残念。
しかし水師営もそうだけど、日本人しか来ないよな。こんなトコ。


歩いて降りるが案の定、タクなんかはいない。
まあ最悪さっき見たバス停まで戻ればいいんだろ、ということで歩くこと30分くらいか。それらしきバス停。
別の路線は走ってたが、歩き方に乗ってたうち俺がさっきひたすら待ってたのはそもそもバス停に書いてないんですが。まあ歩き方にはありがち。
で、その別の路線はいい感じに火車站を通りそうで、かつ17:00過ぎの大連行にちょうど間に合いそうだったので、それで行くことに。
駅のすぐそばが港になってて、恐らく撮影禁止だと思ったけど怒られないように車内から1枚だけ撮影。


駅は、めちゃくちゃ小さくて驚いた。ほとんどコンビニくらいしかない。
無座が大連まで8.5元。客は50人もいなかったと思う。
硬座の客車だろうと思ってると、大連からは哈尔滨行に変わる(列車番号も変わる)長大な編成だった。ホームが短すぎて途中で切れてんの。一番先頭から編成途中に乗り込む。俺のチケット書いてた車両は硬臥。テキトーなボックスに座る。


けど、恐らく日中に車両を留めておく場所の問題だと思うけど、スゴイ無駄だよな。ほとんど客いないんだよ。
で、8.5元だよ。旅順〜大連は1日1往復っきりなんだよ。たぶん大連→旅順も同じ車両だろう。けどオペレーションコスト考えると、この区間はどう考えても赤じゃん。まあ、俺の金じゃないからいいけど。俺ならバカそんな路線やめちまえ、って言うけどな。
バスの方が20分くらい早い上に10分おきくらいに走ってて、来るときは7元だったし。


まあそれでも5巻を読みながら沿線風景みてたけど、ここでも感慨はあったよ。日本軍もこの線路の上の何度も通ったんだ、と。
あの児玉源太郎がブチ切れたという長嶺子の駅も通ったし。駅舎もあったけどあれはさすがに当時のものじゃないだろう。あの位置にあったのかもしれんが。
19:00過ぎ、定刻で大連駅到着。


今日も水餃。